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アリ

アリは日本に何種類?危険なアリも中にはいる?!特徴や見分け方を紹介!

アリは日本に何種類?危険なアリも中にはいる?!特徴や見分け方を紹介!
危険なアリがいるって知ってる?
危険なアリと普通のアリの見分け方は?

 

道路や公園などで、地面に視線を落とすと見かけることの多い昆虫「アリ」。

 

イソップ寓話『アリとキリギリス』に代表されるように、アリに対して”働き者”という印象を抱いている方は多いのではないでしょうか?

しかし、中には危険なアリも存在します。

2017年に、強い毒を持つ外来種「ヒアリ」が国内で初めて確認され、話題となりました。

 

アリの中には有毒性の危険な種類がいることを知っておく必要があります。

しかし、普段見かけるアリはどれも黒っぽく似ており、危険なアリとの区別がつきづらいですよね?

 

この記事では、日本に生息するアリの種類や危険なアリの特徴・見分け方についてご紹介します!

 

アリは日本に何種類?

まずは日本に生息するアリの種類について紹介します!

 

公園など街中で見かけるアリといえば、どれも黒くて似たような外見をしていますよね?

しかし、日本には約270種のアリが生息していると言われています!

 

中でも、公園や庭、民家周辺などで目撃される代表的な「在来種」は次の8種類。

在来種

  1. クロオオアリ
  2. クロヤマアリ
  3. ムネアカオオアリ
  4. トビイロケアリ
  5. アミメアリ
  6. サムライアリ
  7. イエヒメアリ
  8. ヒメアリ

一方、ここ数十年で日本に入ってきた「外来種」のアリは、約15種類

中でも代表的な種類は次の3種類です!

外来種

  1. ヒアリ
  2. アカカミアリ
  3. アルゼンチンアリ
特にヒアリやアルゼンチアリは外来生物法の「特定外来生物」に指定されるなど、警戒が必要なアリになります!

 

危険なアリとは?特徴や見分け方は?

続いて危険なアリの特徴や見分け方について紹介します!

 

先ほど紹介したアリの中には、危険な種類も存在します。

 

有毒性の危険なアリ

まず、毒を持つ危険なアリは「アミメアリ」「ヒアリ」「アカカミアリ」の3種類です!

刺されると、強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸などの症状が引き起こされます。

場合によってはアナフィラキシーショックにより昏睡状態に陥る場合もあります。

 

3種それぞれの特徴を表でまとめました!

アミメアリ
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ヒアリ
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アカカミアリ
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体長 約2.5mm 約2.5~6mm 約3~5mm
体の特徴 ・体に網目模様がある
・頭部と胸部、腹柄節は茶褐色
・腹部は黒褐色で、丸く光沢がある
・腹部に小さい毒針がある
・体色は赤褐色で、ツヤツヤしている
・腹部の色は暗め
・背中に2つのコブがある
・体色が赤褐色
・頭部が褐色
・背中に2つのコブがある
危険性 ・攻撃性はない
・刺されたという事例はないが、毒針を持っているため安全とは言い難い
・攻撃性が強く、刺激するとお尻の毒針で刺される場合がある
・スズメバチと同程度の強力な毒を持つ
・刺されると火傷のような激しい痛みが生じる
・日本ではヒアリによる被害は少ないが、アメリカでは死亡例が多くある
・ヒアリと比べると毒性はやや弱く、死亡例もない
・しかし、アナフィラキシーショックを起こすほどの毒を持つ
分布 ・東南アジアから東アジアにかけて、特に日本全国に広く分布する ・中南米産で、現在アメリカやオーストラリア、台湾、中国などで侵入、定着が確認されている
・日本では2017年に神戸港のコンテナ内部で発見されて以降、14都道府県で確認されたが、現時点で定着は確認されていない
・アメリカ南部~中米原産だが、世界各地の熱帯から亜熱帯に広く拡散している
・日本では硫黄島に定着している

それぞれの見分け方は?

アミメアリは、体に網目模様があるため、特徴的でしょう。

しかし、ヒアリとアカカミアリは形や体色が似ているため、区別することは難しいです。

また、この2種はどちらも、赤い色をした危険性の低いアリとの区別もしづらいです。

したがって、”赤褐色”のアリを見かけたら決して近づかないようにしましょう!

 

毒性なしの危険なアリ

続いて、毒性はないものの、咬みついたり、食材に群がるなどの被害を及ぼす危険なアリを紹介します。

代表的なのは「ヒメアリ」「アルゼンチンアリ」の2種類!

 

2種それぞれの特徴を表でまとめました!

ヒメアリ
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アルゼンチンアリ
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体長 約1.5~3mm 約2.5mm
体の特徴 ・体色は黄褐色で光沢がある
・腹部は黒色
・体色は黒褐色
・胸部は、横から見て緩やかなアーチを描く
危険性 ・咬まれると痛みや小さな腫れなどの症状が出る

・砂糖やシロップ、菓子類、乾物などに集まる習性をもつ

・好戦的で、大あごで咬みついて攻撃してくる
・攻撃対象は他の種類のアリから蜂の巣、人間まで様々
・住宅や建造物に大量に侵入し、食品に群がったり、電気製品に侵入して不具合を生じさせたりする
・農作物を食べられるという被害も出ている
分布 ・在来種で日本全国に分布する
・家の中に侵入することもある
・南アメリカ(アルゼンチン北部、ウルグアイなど)が原産地とされるが、アメリカやオセアニア、南アフリカでも生息が確認されている
・日本では1993年に広島県甘日市市で初めて発見され、その後柳井市や広島市、さらには兵庫県や愛知県などへも分布を広げている

2種の見分け方は?

体色が異なるため、比較的分かりやすいでしょう。

ヒメアリは”黄褐色”であるのに対し、アルゼンチンアリは”黒褐色”です。

 

アリによく似た「シロアリ」

続いて、アリに酷似した昆虫「シロアリ」について紹介します。

アリとシロアリの違いがよく分からないという方は多いのではないでしょうか?

 

アリとシロアリを表で比較!

アリ
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シロアリ
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分類 ハチ目アリ上科アリ科 昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科
胴体 くびれがある くびれがない
触覚 L字型 まっすぐに伸びている
成長過程 完全変態 不完全変態

2種の違いについてですが、まず分類が異なります。

シロアリは「昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科」に属する「ゴキブリ」の仲間です。

また、アリは、幼虫からサナギを経て形態の異なる成虫へと変わる「完全変態」の昆虫。

一方、シロアリはサナギを経ずに成虫し、形態も幼虫から成虫までほとんど変化しない「不完全変態」の昆虫です。

 

アリとシロアリを見分けるポイントは、「胴体のくびれ」と「触覚」の2つ!

アリは胴体にくびれがありますが、シロアリにはありません。

また、アリの触覚は”L字型”であるのに対し、シロアリの触覚は”まっすぐに伸びている”のが特徴です。

 

シロアリはアリの仲間ではありませんが、建物の土台となる木材を食い荒らす危険な昆虫です!

 

まとめ

今回は、「アリは日本に何種類?危険なアリも中にはいる?!特徴や見分け方を紹介!」と題して、日本に生息するアリの種類や危険なアリの特徴・見分け方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

紹介した内容を簡単にまとめます!

  • 日本に生息しているアリは約270種類。
  • 日常生活でよく見かける代表的な”在来種”は「クロオオアリ」「クロヤマアリ」「ムネアカオオアリ」「トビイロケアリ」「アミメアリ」「サムライアリ」「イエヒメアリ」「ヒメアリ」8種類。
  • ここ数十年で日本に入ってきた代表的な”外来種”は「ヒアリ」「アカカミアリ」「アルゼンチンアリ」の3種類。
  • 有毒性の危険なアリは「アミメアリ」「ヒアリ」「アカカミアリ」の3種類である。
  • 刺されると、痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸などの症状が引き起こされる。
  • 3種の見分け方については、アミメアリは体に”網目模様”があるため特徴的。
  • しかし、ヒアリとアカカミアリは形や体色が似ており、赤い色をした危険性の低いアリとの区別も難しい。
  • 毒性はないものの危険なアリで代表的なのは「ヒメアリ」「アルゼンチンアリ」の2種類。
  • ヒメアリに咬まれると痛みや小さな腫れなどの症状が出る。
  • アルゼンチンアリは咬みついて攻撃してくるほか、農作物にも被害を及ぼす。
  • 2種は体色で見分けられ、ヒメアリは黄褐色、アルゼンチンアリは黒褐色である。
  • アリによく似た昆虫「シロアリ」は、「ゴキブリ」の仲間である。
  • アリとシロアリを見分けるポイントは、「胴体のくびれ」と「触覚」。
  • シロアリは建物の土台となる木材を食い荒らす危険な昆虫である。

日本には様々な種類のアリが存在し、代表的なものでも在来種と外来種合わせて約10種類います。

危険なアリも多く、特に警戒されているのが「ヒアリ」です。

 

毒を持ち人間を襲うため、街中で赤褐色のアリを見かけたら絶対に近づいたり、素手で触れたりしないようにしましょう。

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