ルックスや仕草が可愛らしく、動物園でも大人気の動物「アライグマ」。
一方で、アライグマは農作物被害や家屋への浸入、生態系の破壊などが問題となっている動物でもあります。
気性が荒く、攻撃性も高いため、近づくのは危険です!
しかし、いざアライグマを見つけても、「どうすればいいか分からない」と悩む方は多いのではないでしょうか?
また、絶対にしてはいけないNG行動も気になりますよね?
アライグマを見つけたら?想定される被害を紹介!
まずは想定されるアライグマによる被害について紹介します!
もしアライグマを見つけた場合、どんな被害が想定されるのでしょうか?
主に4つあります!
- 住宅や生活への悪影響
- 農作物を食べられる
- 人やペットが襲われる
- 病気への感染
①住宅や生活への悪影響
アライグマは民家の屋根裏などに棲みつき、繁殖することがあります。
アライグマには1か所にまとめて糞尿をする”ためフン”という習性があり、糞尿によって悪臭や天井の腐敗といった被害が発生します。
また、天井裏を徘徊されると騒音にも悩まされます。
さらに、屋根裏に電気配線が通っている場合、破損されると火災が発生するケースも考えられます。
②農作物を食べられる
アライグマは畑に出没し、スイカやトウモロコシなどの農作物を食い荒らします。
アライグマは旬のものを旬の時期に食べるため、出荷時期に被害に遭う場合が多いです。
農作物を育てている方は要注意です!
③子供やペットが襲われる
アライグマは気性が荒く、むやみに近づいて刺激すると攻撃してくる場合があります。
体が大きな個体は特に気性が激しいため、触れると噛まれて重傷を負う危険も。
また、ペットが食べられてしまうという事例もあります!
④病気への感染
アライグマは、「狂犬病」「アライグマ回虫症」「レプトスピラ症」などの人にも感染する感染症を保有している可能性があります。
中でも狂犬病は、現在の医学では治療法が確立されていない、感染すると致死率は100%という恐ろしい病気です!
アライグマを見つけたら警察に通報?すぐやるべき事を紹介!
続いてアライグマを見つけたらすぐやるべき事について紹介します!
アライグマを見つけたら、どんな行動をとればいいのでしょうか?
まずは、決して近寄らず、ゆっくりとその場を離れるようにします。
そして、早急に「害獣駆除業者」に相談しましょう!
アライグマを見つけたとき、多くの方が「警察への通報」を考えるかと思います。
しかし、警察は基本的にアライグマの捕獲や駆除に対応していません!
アライグマによって人命に危険が及ぶなどの緊急性の高い場合に限り、対応してくれます。
したがって、警察に相談してもかえって対策が遅れることが考えられます。
また、「自治体」への相談を検討する方もいるでしょう。
自治体によっては捕獲器の貸し出しを行っているところもありますが、この場合は狩猟免許を持っていることが原則。
駆除も自身で行う必要があります。
また、委託業者の紹介だけという自治体も多いです。
警察や自治体では基本的に、直接アライグマを駆除するといった対応は取ってくれません。
遠回りをしないためにも、害獣駆除業者に早急に相談することがベストです!
害獣駆除のプロに依頼すれば、安全かつ効果的に対処してくれますし、清掃や消毒、再発防止まで実施してくれます!
一方、身近に自分で出来るアライグマ対策はあるのでしょうか?
主に3つあります!
- 再侵入を防止する
- エサを撤去する
- 忌避剤で追い出す
それぞれ詳しく解説します!
①再侵入を防止する
アライグマの侵入口を塞ぐことで、再侵入を防止することができます。
侵入口となる床下や換気口、壁面の穴などを確認し、侵入口を特定したら金網などの頑丈なもので塞ぐようにしましょう。
また、庭木がある場合は、定期的に庭木の剪定も行いましょう。
アライグマは庭木の枝を伝って屋内に侵入してくる場合があるからです。
②エサを撤去する
生ごみやペットの残ったエサなどは屋外に放置せず、速やかに撤去しましょう。
ごみ集積場では、ごみにネットをかけるのがおすすめ。
また、農作物を育てている方は、未収穫の作物や落下した作物をそのまま放置せず、早急に片付けましょう!
③忌避剤で追い出す
家からアライグマを追い出したい場合は、忌避剤を使用するという方法があります!
忌避剤とは、動物の嫌いなにおいや成分が配合された薬剤のことです。
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唐辛子、わさび、よもぎ、どくだみなど13種類の天然植物成分が配合された忌避剤です。
設置は簡単で、屋根裏などアライグマのいる空間に置くだけ!
1個で12~20畳という広範囲に効果を発揮します!
アライグマを見つけたら絶対やってはダメな事は?
続いてアライグマを見つけたら絶対やってはダメな事について紹介します!
反対に、アライグマを発見した場合、絶対にやってはいけないNG行動はあるのでしょうか?
主に3つあります!
- エサを与えない
- 近づかない、触らない
- 捕まえない、殺さない
①エサを与えない
アライグマに決してエサを与えてはいけません。
エサを与えるとアライグマの人慣れが進み、被害が拡大する恐れがあるからです。
アライグマに対してペットのように接するのは危険です!
②近づかない、触らない
アライグマは可愛らしい見た目とは裏腹に気性の荒い動物です。
アライグマの方から攻撃してくることは稀ですが、刺激されると身を守るために攻撃してくることがあります!
アライグマに近づいたり触れたりしてはいけません。
もしアライグマに引っかかれたり噛みつかれたりした場合、病気に感染する可能性もあります。
③捕まえない、殺さない
「外来生物法」で「特定外来生物」に指定されているアライグマ。
しかし同時に、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護管理法)により存在が守られている動物でもあります。
「鳥獣保護管理法」とは、野生生物と自然環境、また人間の生活も保護することを定めた法律。
同法に違反すると、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」を課されます。
まとめ
今回は、「アライグマを見つけたら警察に通報?すぐやるべき事と絶対ダメな事を紹介!」と題して、アライグマを見つけたらすぐやるべき事と絶対してはいけない事について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
紹介した内容を簡単にまとめます!
- 想定されるアライグマによる被害は
①糞尿による悪臭や天井の腐敗、また騒音
②農作物を食い荒らされる
③子供やペットが襲われる
④「狂犬病」などの病気への感染 - アライグマを見つけたら、まずは決して近寄ったりせずゆっくりとその場を離れるようにする。
そして、早急に「害獣駆除業者」に相談する。 - 警察や自治体では基本的に、直接アライグマを駆除するために動いてはくれない。
- 自分で出来るアライグマ対策は
①侵入口を塞いだり、庭木の剪定を行うなどして再侵入を防止する
②エサとなるものを屋外に放置しない
③忌避剤で追い出す - アライグマを発見した場合、絶対やってはダメなことは
①エサを与えない
②近づいたり、触れたりしない
③捕まえたり、殺したりしない。
アライグマは凶暴な動物です。
目撃しても絶対に近寄ってはいけません。
特に子供や小動物のペットは好奇心からアライグマに接近する可能性があります。
最悪の場合、大怪我につながる恐れもあるため決して近寄らせないようにしましょう。
アライグマを見つけたら、害獣駆除業者に相談することがベストです!
また、エサの撤去や忌避剤の使用など自分で出来る対策も試してみましょう。