

前足を水につけて物を洗う動作をすることからその名が付いた「アライグマ」。
ルックスや仕草が可愛らしく、動物園でも大人気の動物ですよね!
ペットにしてみたいと考える方も大勢いるのではないでしょうか?
しかし、アライグマは農作物被害や家屋への浸入などが問題となっている動物でもあります。
家畜やペットを食べられるという事件も発生しているのです!
「アライグマはペットにできるのか?」「そもそも飼育できるのか?」など疑問に思いますよね?

アライグマはペットに出来る?
まずはアライグマはペットに出来るのかについて紹介します!
可愛らしい外見や仕草、またおとなしそうな雰囲気から「一度はペットにしてみたい!」と思う方は多いのではないでしょうか?
しかし、実際のアライグマの性格はとても気性が荒く、攻撃性も高いです!
牙が鋭く、噛む力も強いため、噛まれて重傷を負う危険性もあります。
幼少期においては人になつく場合もありますが、成獣になると気性が荒くなるため、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物です。
また、アライグマは運動神経が抜群。
動物園で飼育されているアライグマであっても、隙を見つけて柵を飛び越えたり、柵の間から抜けたりして脱走してしまうこともあります。
実際に、岩手県の盛岡市動物公園では、3m離れた柵にジャンプして脱走したアライグマがいたようです!
また、秋田県の大森動物園でもアライグマが柵を飛び越えて脱走したことがあったようです。

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アライグマはそもそも飼ってもいい?!
続いてアライグマの飼育と法律について紹介します!
飼育が難しい動物アライグマ。
しかし、そもそも飼ってもいいのでしょうか?
実は、現在日本ではアライグマをペットとして飼育することは出来ません!
2004年に公布された「特定外来生物による生態系等に係る被害に関する法律」(外来生物法)において、アライグマは「特定外来生物」に指定されたからです。
特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、日本固有の生態系や人間の身体、農林水産業に悪影響を及ぼす生物として保護・駆除の対象となる動物のこと。
そのため、アライグマを飼うことはもちろん、譲り受けることも販売することも禁じられています!
ちなみに、アライグマは元々ペットとして大人気の動物だったことを知っていますか?
1970年代に放送されたアニメ『あらいぐまラスカル』が人気を博した影響で、北米原産のアライグマが大量に日本に輸入され、ペットとして人気に火が付きました!
しかし、気性の荒さなどが原因で捨てられたり逃げ出したりしたアライグマが野生化。
繁殖力の高さもあり、日本各地で繁殖するようになりました。
そして、農作物への被害やタヌキなど既存の野生動物の生息を脅かすなどして問題となり、2005年に特定外来生物の指定を受けるに至りました。

アライグマの飼育事情を調査!
続いてアライグマの飼育事情について紹介します!
ペットとして飼育することはできないアライグマですが、実は飼育できる場合があることを知っていますか?
現在、「学術研究」や「展示」、「教育」などの目的で主務大臣の許可を得た場合に限り、アライグマを飼育することができます!
ただし、許可を受けるためには、特定外来生物ごとに定められている飼育等の基準に見合った施設を用意する必要があります。
その後、申請書を作成して主務大臣に申請を行い、適正に飼育等ができると判断された場合、飼育等を許可されます。
アライグマを飼育するための施設のポイントは?
木登り用の止まり木を含む、「10平米以上の広さのゲージ」が必要です。
アライグマのエサと運動量が増えるためです。
また、手先が器用なアライグマは、簡易的な飼育設備では簡単に脱走してしまうため「施錠」も必要。
飼育環境としては、日当たりがあって風通しのよい環境に置くといいとされています。
まとめ
今回は、「アライグマはペットに出来る?そもそも飼ってもいい?!飼育事情を調査!」と題して、アライグマの飼育事情について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
紹介した内容を簡単にまとめます!
- 野生のアライグマの性格はとても気性が荒く、運動神経も抜群なため、飼育することはプロでも難しいとされる。
- 日本では、2004年に公布された「外来生物法」によりアライグマは「特定外来生物」に指定されたため、アライグマをペットとして飼育することは禁止されている。
- ただし、「学術研究」「展示」「教育」などの目的で主務大臣の許可を得た場合に限り、アライグマを飼育することが可能。
アライグマは動物園でも手に負えない厄介な動物であり、残念ながらペットには不向きです。
また、そもそもアライグマをペットとして飼育することは法律で禁止されているので、注意しましょう!
もし学術研究や教育などの目的でアライグマを飼育することになった場合は、許可を得る必要があります!
