

夏になったら、友人や家族と山や海へ出かけるという人は多いのではないでしょうか?
楽しい夏の思い出になりますよね!
しかし同時に、有害な生物に接する機会も多くなります。
特に、蜂には要注意!
8月から10月はスズメバチの被害が増加する季節だからです。
毎年、スズメバチに刺されて命を落とす事例が発生しているため、十分な注意が必要です。
「蜂に刺されたらどうなるのか?」
「蜂に刺された場合の応急処置のやり方は?」
などの疑問を持つ人もいることでしょう。

蜂に刺されたらどうなる?
まずは蜂に刺されたことで発生する症状について紹介します!
蜂に刺された場合、どんな症状が出るのでしょうか?
まず、激しい痛みに襲われ、赤く腫れます。
これは蜂の毒の刺激作用によるもの。
蜂に刺されるのが初めての場合は、通常1日以内に症状は治まります。
しかし、2回目以降は蜂の毒に対するアレルギー反応が加わります。
そのため、刺された直後からじんましんが、刺されて1~2日で強い発赤や腫れが生じたりします。
この反応には個人差があり、ひどい場合は刺されて30分~1時間で意識を失ったり、血圧が低下したりして、死に至る場合もあります...。
これは「アナフィラキシーショック」と呼ばれる症状。
アナフィラキシーショックとは、アレルギー反応の一種です。
アレルゲンに対する身体の免疫機能が必要以上に働いてしまい呼吸困難や意識障害などのショック状態を引き起こすものです。
蜂に刺されたことが原因で起きる死亡事故は、この特殊なアレルギー反応によるもの。
アナフィラキシーショックの具体的な症状
- 呼吸困難、咳、息苦しさ
- 低血圧、脈拍数の増加など
- 多尿、腹痛、吐き気など
- めまい、しびれ、痙攣、意識障害など
- じんましん、腫れ、かゆみなど
- その他、無力感や不安感など
また、蜂の種類によって刺されたときの危険性は異なります。
理由は、それぞれ毒性の強さや攻撃性に違いがあるため。
当然、スズメバチやアシナガバチなど毒性が特に強いとされている蜂には要注意です。
ただし、アナフィラキシーショックの発症に関しては単純に”毒性の強さ”だけで引き起こされるわけではありません。
蜂の種類ごとに異なる”毒の成分”も影響します。
したがって、毒性の強い蜂に刺されても発症しない場合がある一方で、毒性の低いミツバチなどに刺されてアナフィラキシーショックを発症してしまう場合もあります。
仮に蜂に2回刺されたとして、例えばミツバチとスズメバチのように毒の成分が大きく異なる蜂それぞれに刺された場合、アナフィラキシーショックが発症する可能性は低くなります。

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蜂に刺された時の応急処置のやり方
続いて蜂に刺された時の応急処置の方法について紹介します!
蜂に刺されてしまった場合、どんな応急処置が必要とされるのでしょうか?
応急処置の手順
①その場をすぐに離れる
蜂に刺された場所から、身を低くして速やかに離れるようにします。
蜂はフェロモンを分泌して仲間を呼び寄せることができるからです。
決して蜂を刺激せず、10m以上は距離を取りましょう。
②傷口を水で洗い流す
刺された傷口を流水でよく洗い流しましょう。
蜂の針が残っている場合は、そっと抜きます。
毒を薄める効果が期待でき、刺された部位を冷やすことで痛みや腫れを和らげることも可能です。
③毒を絞り出す
傷口から毒を絞り出しましょう。
口で吸った場合、毒は必ず吐き出すようにします。
④抗ヒスタミン軟膏を塗り、冷やす
抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗り、冷やします。
持ち合わせていなければ、濡らしたタオルやハンカチなどで刺された部位を冷やしましょう。
以上の手順で応急処置をし、安静にします。
約20分様子を見て、異常がないようであれば、ひとまずは安心してOK。
ただし、息苦しさやめまい、じんましんなどのショック症状が現れた場合は、ただちに救急車を呼ぶようにしましょう!
また、過去に蜂に刺された経験のある人は特に注意しなければなりません。
アナフィラキシーショックの症状が現れていなくても、蜂の毒の抗体を持っている可能性があるためです。
早急に医療機関で診察を受けるようにしましょう。
また、自分ではなく周囲にいた人が刺された場合で、アナフィラキシーショックと思われる症状が見られ、当人が過去に蜂に刺された経験があるかどうか不明な場合は、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

蜂に刺されたら病院は何科を受診すべき?
続いて蜂に刺されたら受診すべき病院の診療科目について紹介します!
蜂に刺され病院へ行く場合、何科を受診すべきなのでしょうか?
基本的に「皮膚科」を受診します。
ただし、乳幼児から18歳ぐらいまでの方は、「小児科」を受診しましょう。

まとめ
今回は、「蜂に刺されたらどうなる?応急処置のやり方・病院は何科を受診すべきか紹介!」と題して、蜂に刺された場合の応急処置のやり方や受診すべき病院の診療科目について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
紹介した内容を簡単にまとめます!
- 蜂に刺されると、激しい痛みに襲われ、赤く腫れる。
- 初めて刺された場合、通常1日以内に症状は治まる。
- 刺されるのが2回目以降の人は、呼吸困難やじんましんなどの「アナフィラキシーショック」の症状が出る場合があり、死に至るケースもある。
- アナフィラキシーショックの発症に関しては”毒性の強さ”だけでなく、”毒の成分”も影響する。
- 蜂に刺された時の応急処置の方法は
①蜂に刺された場所からすぐに離れる
②傷口を水で洗い流す
③毒を絞り出す
④抗ヒスタミン軟膏を塗り、冷やす。 - 蜂に刺された場合に受診すべき病院の診療科目は基本的に「皮膚科」。ただし、乳幼児から18歳ぐらいまでの人は「小児科」を受診する。
対処法を知っていることで、自分や周囲の人の命の危機を回避することができます!
