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ハクビシン

ハクビシンが害獣に指定されているのはなぜ?理由やいつからなのかを調査!

ハクビシンが害獣に指定されているのはなぜ?理由やいつからなのかを調査!
ハクビシンって何で害獣なの?
そもそも害獣って何?

 

最近、都会にも出没するようになってきたハクビシン。

見た目はタヌキのように愛らしいですが、有害鳥獣として捕獲される事例も増加している動物です。

ハクビシン害獣に指定されているのはなぜなのでしょうか?

また、いつから指定されたのかも気になりますよね?

 

この記事では、ハクビシンが害獣に指定されている理由や歴史についてご紹介します!

 

そもそも害獣とは?

まずは害獣について紹介します!

 

ハクビシンやアライグマなど、「害獣」(がいじゅう)と呼ばれる動物は多く存在しますが、そもそも「害獣」とは何なのでしょうか?

 

「害獣」とは、人間活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般を指す言葉です。

 

害獣とみなされるケースは、直接人間に肉体的な被害を与える場合、畑を荒らすなど農作物に被害を与える場合、家畜や養殖魚などに被害を与える場合、芝生が荒れるなど景観に被害を与える場合、糞尿による汚染、病原体の媒介など。

 

したがって、場合によっては地域のあらゆる哺乳類は害獣としてその名を挙げられる可能性があるようです!

  • ハクビシン

  • アライグマ

  • タヌキ

 

ハクビシンやアライグマの他にネズミやサル、タヌキなども害獣と言われています。

 

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ハクビシンが害獣に指定されているのはなぜ?理由を紹介

続いてハクビシンが害獣に指定されている理由について紹介します!

 

なぜハクビシンは害獣に指定されているのでしょうか?

理由は3つ!

 

①農作物に被害を与えるから

ブドウやミカンなどの甘い果実やトウモロコシなどの野菜を好むハクビシンは、エサを求めて畑にやって来ます。

そのため、農作物を食べられたり畑を荒らされたりなどの被害が発生します。

 

②生活環境に被害を与えるから

民家に侵入して屋根裏や天井裏に棲みつき、夜中に駆け回ったり、糞尿をまき散らしたりすることによって、騒音問題や家屋の損壊などを引き起こします。

また、感染病の発生など健康被害をもたらす場合もあります。

 

③神社仏閣に被害を与えるから

複数のねぐらを持つ習性があるハクビシンは、それらを転々と移動します。

民家だけなく、神社仏閣の屋根裏もねぐらとするため、民家と同様の被害が発生します。

また、公共施設にも被害をもたらす場合があるようです。

 

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ハクビシンが害獣に指定されたのはいつから?歴史を紹介

続いてハクビシンが害獣に指定された歴史について紹介します!

 

ハクビシンはいつから害獣に指定されたのでしょうか?

害獣に指定されるまでのハクビシンの歴史を紹介!

 

日本で初めてハクビシンの狩猟が記録されたのは1943年。

静岡県浜名郡で記録されました。

関東地方では、1958年の神奈川県山北町での記録が初めてのようです。

 

ハクビシンは当時としては珍しい生き物だったため、「見るだけで幸運をもたらす動物」と言われていたそうです!

また、山梨県では1957年に、長野県では1976年に県の天然記念物に指定されました!

 

1950年代に、野生化したハクビシンが繁殖して次第に数が増加し、確認地域が増加。

人間による山野の開発も進み、生息地の減少とともに民家と生息地の距離が近くなったことから、家の中にも侵入するようになりました。

 

果樹を荒らされるなどの被害が続出したことで、農林水産業または生態系に係る被害防止の観点から、ハクビシンは1994年にアライグマ・ヒヨドリ・ムクドリと共に「狩猟鳥獣」に指定されました。

 

なお、ハクビシンは「鳥獣保護管理法」で保護されており、許可なく捕獲・駆除することは禁止されています。

 

まとめ

今回は、「ハクビシンが害獣に指定されているのはなぜ?理由やいつからなのかを調査!」と題して、ハクビシンが害獣に指定されている理由や歴史について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

紹介した内容を簡単にまとめます!

  • 「害獣」とは、人間活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般を指す言葉。
  • ハクビシンが害獣に指定されている理由は、
    ①畑を荒らしたりして農作物に被害を与えるから
    ②屋根裏に棲みつき騒音や家の汚損などを引き起こして生活環境に被害を与えるから
    神社仏閣や公共施設に被害を与えるから。
  • 1943年に日本で初めてハクビシンの狩猟が記録された。
  • 当時としては珍しい生き物だったため、「見るだけで幸運をもたらす動物」と言われ、山梨県や長野県では「天然記念物」に指定された。
  • 被害防止の観点から、1994年にハクビシンは「狩猟鳥獣」に指定された。

 

ハクビシンは今から約30年前に害獣に指定されたんですね!

また、一時期は幸運をもたらす動物と言われるほど稀な動物だったとは!

ハクビシンは私たちの生活に悪影響を及ぼす害獣です。

 

ただ一方で、「鳥獣保護管理法」で保護されている動物でもあるため、くれぐれも勝手に捕獲や駆除はしないよう注意しましょう。

 

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