家をかじり、住まいに悪影響を与える害虫として知られる「シロアリ」。
家の中で急に発生し、恐怖を覚えた経験のある方もいるかもしれません。
被害に遭っている方の中には、自力での駆除を検討している方は少なくないのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが「ベイト工法」!
一般の方でも比較的手軽に実施できます。
しかし、「ベイト工法って何?」「本当に自分で出来るの?」と疑問に思うことでしょう。
目次
シロアリ駆除自分でやるならベイト工法がおすすめ!その理由は?
まずはシロアリ駆除を自分でやるならベイト工法がおすすめである理由について紹介します!
シロアリの駆除を自力で行う場合、「ベイト工法」がおすすめです。
ベイト工法とは
シロアリが好んで食べるベイト剤(駆除薬剤)を専用の容器に入れて地面に埋設し、巣に持ち帰らせて退治する工法です。
おすすめ理由は次の2点!
①やり方が簡単
ベイト剤を被害箇所の近くに埋めておくだけで巣ごと駆除できます!
②人体やペットに優しい
薬剤を埋めるだけで散布をしないため、ニオイがなく、アレルギーの心配もありません。
小さな子供やペットのいる家庭でも安心して実施できます!
シロアリ駆除を自分でやる場合のやり方(ベイト工法)
続いてベイト工法を自分で実施する場合のやり方について紹介します!
ベイト剤には「市販品」と「業務用」があります。
ここでは手軽に試せる市販品のベイト剤の使い方をおすすめ商品『シロアリハンター 6個入り』(イカリ消毒)を例に紹介します!
まずは商品について紹介します。
『シロアリハンター 6個入り』(イカリ消毒)の特徴
- シロアリの生態・習性を利用し、薬剤を散布せずに巣ごと駆除する画期的なシロアリ駆除剤です。
- シロアリが好む松材の効果により、近くに潜むシロアリを誘引します。
- 日本で被害件数の多い「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」どちらにも有効!シロアリの種類が分からないという場合でも気にせず使用できます。
- 有効成分は昆虫に特有に作用するものであるため、人やペット、植物に影響を与えません。
- 有効期間は、設置してから2年間!
続いて使い方を紹介します!
手順
- ハンドスコップを使って3㎝ほど穴を掘ります。
- 基礎から20~30㎝ほど離し、シロアリの侵入口を下に向けて設置します。
頭が土から少し出るように設置しましょう。
また、犬走り(幅が短く長さのある空き地)がある場合は、犬走りに接するように設置します。
おすすめは、1~2m間隔で複数個所に設置すること。
多めに3個ほど仕掛けておきましょう。
シロアリハンターを設置してから1~2ヵ月後に、シロアリハンターの下にシロアリが集まっているかを確認します。
シロアリがいれば駆除が行われている最中であるため、成功です!
ベイト工法は、スコップ1つあれば自分でも簡単に実施できます。
しかし、薬剤が減っていない、シロアリの姿が見当たらない場合は、シロアリがベイト剤に気付いていない可能性があります。
シロアリ駆除を自分でやる場合の注意点(ベイト工法)
続いてベイト工法を自分で実施する場合の注意点について紹介します!
ベイト工法を自分で実施する場合、押さえるべき注意点はあるのでしょうか?
注意点は次の3点です!
- 即効性には期待しないこと
- 効果は設置場所に左右されること
- 定期的に設置し直す必要があること
1つずつ詳しく解説します!
①即効性には期待しないこと
ベイト工法は、即効性が低いということを理解する必要があります。
ベイト剤をシロアリに食べてもらい、巣で拡散する必要があるからです。
シロアリの数にも左右されますが、効果が発揮されるまでには約半年~1年かかります。
②効果は設置場所に左右されること
ベイト工法は高い効果を期待できる駆除方法であると同時に、設置場所によっては十分な効果を得られません。
的外れな場所にベイト剤を設置してしまうと、シロアリが食べてくれず、作業が徒労に終わる可能性が高くなります。
③定期的に設置し直す必要があること
ベイト工法は1回設置しただけで終了というわけではありません。
ケース内の薬剤を確認し、減っていれば薬剤を交換する必要があります。
中身が空っぽの状態で放置すると、シロアリは別の場所へと移動してしまうため、ベイト剤の定期的な確認が欠かせません。
ベイト工法が効かない場合は?
続いてベイト工法が効かない場合について紹介します!
ベイト工法の効果が現れなかった場合、どうすればいいのでしょうか?
手段としては次の2つ!
- 「バリア工法」を試す
- 専門業者に依頼する
それぞれ説明します!
①「バリア工法」を試す
シロアリ駆除には、「バリア工法」と呼ばれる工法もあります。
薬剤を埋めるベイト工法に対し、”薬剤を散布する”という方法です。
薬剤を噴霧器で広く散布したり、電動ドリルで壁や柱に穴をあけて薬剤を注入したりと、やり方は様々あります。
バリア工法の利点は、即効性があること!
すべての被害箇所とシロアリの巣の内部まで薬剤を行き渡らせることができれば、1か月未満で駆除が完了します。
しかし、巣を探して、内部まで薬剤を注入する必要があるため、手間と労力がかかる工法でもあります。
また、薬剤を散布するため、飼っているペットに影響が出る場合もあります。
②専門業者に依頼する
自力でのシロアリ駆除は、思うほど簡単ではありません。
時間と労力を無駄にしたくないという方は、プロの専門業者に依頼するのが得策です!
専門業者であればシロアリ駆除において豊富な知識と技術を有しています。
駆除後の予防も行ってくれるため、今後の生活の安心にもつながるでしょう。
まとめ
今回は、「シロアリ駆除自分でやるならベイト工法がおすすめ!やり方や注意点を紹介!」と題して、ベイト工法のやり方や注意点について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
紹介した内容を簡単にまとめます!
- ベイト工法とは、シロアリが好んで食べるベイト剤(駆除薬剤)を専用の容器に入れて地面に埋設し、巣に持ち帰らせて退治する工法である。
- シロアリ駆除を自力で行う場合、「ベイト工法」がおすすめである理由は
①やり方が簡単だから
②人体やペットに優しいから - ベイト工法を自分で実施するためのおすすめの市販品は『シロアリハンター 6個入り』(イカリ消毒)。
- 『シロアリハンター』の特徴は、「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」に効果があること、人やペット、植物に影響を与えないことなど。
- ベイト工法を自分で実施する場合の注意点は
①即効性には期待しないこと
②効果は設置場所に左右されること
③定期的に設置し直す必要があること - ベイト工法の効果が現れなかった場合の手段は
①薬剤を散布する「バリア工法」を試す
②専門業者に依頼する
シロアリ駆除を自分でやるなら「ベイト工法」がおすすめです。
ただし、ベイト工法を成功させるためには、定期的な管理が欠かせません。