起床後、「体がかゆい」「あちこちに赤い発疹ができている」と悩んでいる方はいませんか?
その原因は、「トコジラミ」かもしれません。
現在、フランスや韓国を中心に世界各地で問題となっているトコジラミの被害。
コロナ禍が落ち着き、人と物の移動が増えたことで、日本でもトコジラミの相談件数が急増しています。
そこでこの記事では
- トコジラミに刺されたらどうなるの?
- 症状を抑える塗り薬はあるの?
などトコジラミのに刺された時の症状と症状を抑える塗り薬や対処法について詳しく解説していきます!
目次
トコジラミに刺されたらどうなる?症状を紹介
まずはトコジラミに刺された場合の症状について紹介します!
トコジラミに刺されたらどうなるのでしょうか?
発生する症状は主に以下の3つです!
それぞれ詳しく解説します!
1.強いかゆみ・痛み
トコジラミに刺されると、激しいかゆみや痛みが生じ、1~2週間程度続くことが多いです。
人によっては不眠になるほどの激しいかゆみに襲われる場合もあります。
かゆみはアレルギー症状によるもので、トコジラミに刺される経験が初めての人は症状が出ないことが多いです。
ただ、1度に吸血される箇所が多いと皮膚に残ったアレルゲンに抗体が反応するため、初めて刺された時でも症状が出ることがあるようです。
2.赤い斑点のような痕ができる
トコジラミに刺されると、赤い斑点のような痕ができます。
その痕は1〜2週間消えずに残る場合が多いです。
また、トコジラミは血を吸う時間が長く、吸っている途中で人が動くと針を刺し直すため、多くの痕が広範囲に残ります。
3.発熱
症状には個人差があり、人によっては発熱する場合があります。
発熱を伴う場合は、アレルギー症状が強く生じている可能性があるため、できるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう。
トコジラミに刺されたらどうする?症状(痒い・痛い)を抑える塗り薬を紹介
トコジラミに吸血されると「かゆい」「痛い」といった症状が生じます。
そのような症状を抑えるにはどうすればいいのでしょうか?
対処法に「薬を塗る」という方法があります!
効果的なのは「抗ヒスタミンやステロイド剤配合」の塗り薬です。
市販されているおすすめの塗り薬は以下の2つです!
①ムヒアルファEX
すぐれた抗炎症効果をもつPVA(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)に、かゆみを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩を組み合わせました。
ダニ・ノミ・毛虫・ムカデ・クラゲなどによるがまんできない虫さされ・かゆみにしっかり効きます。
②ベトネベートN軟膏AS
ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、しっしん、かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。
抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合しています。
患部を保護する油性基剤なので、じゅくじゅくした患部にもおすすめです。
もしこれらの塗り薬を試してもかゆみや痛みが収まらない場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
医療機関では診察の上、市販されていないステロイド成分の強いもの(デルモベート軟膏など)を処方してくれます。
トコジラミに刺されたらどうする?一番の対処法は駆除
トコジラミに刺されたことで生じるかゆみや痛みには、市販の塗り薬や医療機関で処方される薬で治療することができます。
しかし、根本的な解決にはなりません。
家にトコジラミが棲みついている限り、被害は続くからです。
また、塗り薬はあくまで一時的な対処法に過ぎないため、治療と同時に「トコジラミの駆除」も実施することが一番の対処法となります。
トコジラミの駆除は個人でも可能です!
個人で出来る駆除方法には、高温が出るスチームクリーナーや高温乾燥機を使用するといった「熱処理で駆除する」方法のほか、「掃除機で吸引する」といった方法があります。
ただし、完全駆除を目指すなら「害虫駆除の専門業者」に依頼することをおすすめします。
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トコジラミに刺された場合のまとめ
今回は、トコジラミのに刺された時の症状と症状を抑える塗り薬や対処法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
紹介した内容を簡単にまとめます!
- トコジラミに吸血されたときの症状は主に3つ
①強いかゆみ・痛み(激しいかゆみや痛みが生じ、1~2週間程度続くことが多い)
②赤い斑点のような痕ができる(痕は1〜2週間消えずに残ることが多い)
③発熱(症状には個人差があり、発熱を伴う場合もある) - かゆみや痛みなどの症状を抑えるには「抗ヒスタミンやステロイド剤配合」の塗り薬が効果的である。
- 市販されているおすすめの塗り薬は下記2つ。
①ムヒアルファEX
②ベトネベートN軟膏AS
- 一番の対処法は「トコジラミを駆除すること」である。
- 個人でも駆除は可能だが、完全駆除を目指すなら「害虫駆除の専門業者」への依頼が得策である。
トコジラミに刺され、症状が出た場合、塗り薬で対処可能です。
しかし、根本的な解決にはならないため、「トコジラミの駆除」も平行して行うようにしましょう。