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トコジラミ

トコジラミ(南京虫)とは?知っておきたい生態と発生時の対策法を紹介!

トコジラミ(南京虫)とは?知っておきたい生態と発生時の対策法を紹介!

「南京虫」の名前で知られる害虫トコジラミ。幕末ごろから日本におり、戦後大流行しました。

しかし、1960年ごろから徐々に減少し、1970年代にはほとんどその姿が見られなくなりました。

 

そんなトコジラミが近年、東京や大阪、横浜などの都市部、観光地などで数多く発生しています。

2023年は、トコジラミに関する相談が昨年と比べ東京都や大阪府で増加し、両都府で過去最多になったそうです!

海外旅行や海外渡航の増加、物流の発達などがトコジラミの被害拡大の原因だと考えられています。

そこでこの記事では

  • トコジラミについて知りたい!
  • 発生したらどうすればいいの?

などトコジラミの生態と発生時の対策法について詳しく解説していきます!

トコジラミ(南京虫)とは?生態を紹介

トコジラミ(南京虫)とは?生態を紹介

まずはトコジラミ(南京虫)の生態について紹介します!

「トコジラミ」とは、カメムシ目に属する昆虫で、セミやカメムシなどの仲間です。

別名は「ナンキンムシ」「床虫(トコムシ)」

成虫の体長は約5〜8ミリ(幼虫の体長は約1〜2ミリ)で、色は赤褐色です。

生息地は熱帯や亜熱帯、温帯地域など広範にわたります。

トコジラミは基本的に夜行性で、昼間は成虫・幼虫ともにベッドのすき間などに潜んでいます。

そして、夜間にはい出て人間を刺し血を吸うため、「衛生害虫」や「不快害虫」として位置付けられています。

 

トコジラミは生命力が強い生き物です。

摂氏20度程度の環境下では約9ヶ月から1年半生存が可能だといわれています。

また、繁殖力が強い点も特徴。

毎日5〜6個程度、一生のうちに200〜500個程度の卵を産みます。

 

トコジラミに刺されるとどうなるのか?発疹や強いかゆみが出て、蚊に刺されたような赤い痕が長期間残ります。

トコジラミ(南京虫)発生時の自分で出来る対策方法

続いてトコジラミ(南京虫)発生時の自分で出来る対策方法について紹介します!

 

トコジラミを発見したら、すぐに駆除することが重要です。

放置しておくと数が増加し続け、被害が拡大するからです。

 

では、どのように対処すればいいのでしょうか?

自分で出来る対処方法は以下の3つです!

それぞれ詳しく紹介します!

1.高熱処理で駆除する

トコジラミは高温に弱い生き物です。

摂氏50℃以上の高温をあてることで、成虫だけでなく幼虫や卵の駆除も可能だといわれています。

トコジラミが潜伏している可能性のある場所(ベッドやソファ、カーテン、床など)には、高温が出る「スチームクリーナー」を使用しましょう。

また、布団、シーツ、毛布などの布類に付着したトコジラミには「高温乾燥機」の使用が効果的です。

ポイントは、79℃程度で5分以上乾燥させること。

ただし、トコジラミが分厚いマットレスや隙間の深い部分に潜んでいる場合、熱が十分に届かず期待する効果が得られない可能性もあるので注意しましょう。

2.掃除機で駆除する

トコジラミの成虫や幼虫、卵、死骸を目視できる場合、掃除機で吸引しましょう。

すでにトコジラミが発生している場所や、ベッドの布団やシーツ、マットレスの縫い目などトコジラミが潜伏していそうな箇所に掃除機をかけることで、トコジラミの生息数を激減させることが可能です。

掃除機を使用する際は、隙間にも届くように細いノズルを使用しましょう。

ただし、掃除機の吸引力が弱いとトコジラミが死滅せず、掃除機内で繁殖するおそれもあります。

吸い込んだら直ちにビニール袋に移し、密閉してから捨てると安心です。

3.殺虫スプレーで駆除する

トコジラミが潜んでいる場所に「殺虫スプレー」を吹きかけるという方法もあります。

しかし、、市販の殺虫剤では駆除できない可能性もあります。

というのも、トコジラミは殺虫剤への薬剤耐性(ピレスロイド系抵抗性)を持つケースが多く、 市販の殺虫剤では効果が出にくいと言われているからです。

 

一部の殺虫剤の効力に耐性をつけた『スーパートコジラミ』も出てきています。

トコジラミ(南京虫)発生時は専門業者に依頼が得策!

高熱処理や掃除機など、自分でトコジラミを駆除する方法はあります。

しかし、トコジラミは発見するのが非常に難しい生き物であり、発見した時にはすでに広範囲に潜伏している可能性も考えられます。

そのため、完全駆除を目指すなら「害虫駆除の専門業者」への依頼が得策です。

専門業者であれば、専門知識と技術で完全駆除することが可能です。

業者を選ぶ際は、

  • トコジラミ駆除の施工実績
  • スタッフの経験年数
  • ネットの口コミ情報

などを参考に、信頼できる業者を選択するように気を付けましょう。

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トコジラミ(南京虫)の生態・発生時の対策法のまとめ

今回は、トコジラミの生態と発生時の対策法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

紹介した内容を簡単にまとめます!

  • 「トコジラミ」は、カメムシ目に属する昆虫である。
  • 基本的に夜行性で、夜間にはい出て人間を刺し血を吸う。
  • トコジラミに刺されると発疹や強いかゆみが出る。
  • トコジラミは生命力、繁殖力ともに強い。
  • 自分で出来る対処方法は
    ①高熱処理で駆除する
    ②掃除機で駆除する
    ③殺虫スプレーで駆除する
  • 完全に駆除する場合は「害虫駆除の専門業者」への依頼がおすすめ。

 

最近、注目を集めているトコジラミ。自力でトコジラミを駆除することは可能です!

しかし、不安な方は無理をせず、専門業者への依頼を検討してみましょう!

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